Greetingごあいさつ

Promoter主催者

古澤 純一郎

我々NPO法人海さくらは、2005年より神奈川県江の島の海にかつて生息していたタツノオトシゴが戻ってくるくらいに海をキレイにしよう!と活動しております。拾っても拾っても、ゴミは海岸に流れ着き、なかでもタバコのフィルターや飴玉の袋など、小さくって拾いづらいゴミが沢山やってきます。5分間で「誰が一番タバコのフィルターを集められるか大会」を実施すると多い人で200本ちかいタバコのフィルターを集めてきます。街のゴミがなくならいと海のゴミがなくならないのです。
海のゴミは、川からやってきます。川のゴミは街からやってきます。街のゴミは人の心が出しているのです。そして、海にでたゴミは、海岸や外洋に流れ、魚の量よりも2050年にはゴミが多くなると言われています。魚や海鳥もゴミを餌と間違えて食べてしまってもいます。今回、日本財団様と渋谷区様から、このお話をいただき、渋谷という日本でも世界でも注目されている人が多い街で、海の環境を伝えさせていただくチャンスをいただきました。丁寧に、皆様にお伝えできればと思います。そして、湘南でも多くの皆様のお力・協力をいただき、感謝でいっぱいです。ゴミ拾いをして、「海の叫び魚(うおーー)」と共に、多くの皆様に生活(街)と海のつながりを自分ごととして考えていただけるように頑張っていきます。きっと街も海もキレイにすることが出来ると思います!!どうぞよろしくお願いいたします。

NPO法人海さくら・理事長

海野 光行

海洋汚染に歯止めをかけるべく、欧州連合(EU)がストローなどの使い捨てプラスチック製品の使用禁止を決めました。また、英国王室では、プラスチック製品を使わない生活へと段階的に切り替えることをエリザベス女王が宣言しました。これらの世界的な動きが起こっている背景には、海岸に流れ着いたマッコウクジラの死骸の腹の中から30キロにもおよぶプラスチックが詰まっていたことが注目を集めるなど、人間活動によるゴミが、想像を超えて海を汚していることに社会が気づき始めたことによります。
日本は、世界でも有数のリサイクル大国です。しかし、個々人によるゴミについては、まだまだ改善の余地があります。海に対する知識を持つことは、海から恩恵を受ける人間として大切なことです。さらに、知識を持つこと以上に大切なことが、ごみを減らすアクションを個々人が起こすことです。私たちが目の前にあるゴミを減らすこと、ゴミを捨てる際に気を留めることで確実に海はもっときれいになります。
湘南海岸・渋谷は、文化を生み出し、国内外から沢山の人が集います。さらに両都市は、来たる東京オリンピックの開会式や開催地としても注目を浴びております。このような地で、頼もしい仲間や皆様と共に アクションを起こすことは、人類共通の宝である海を次世代に引き継ぐことに大きく貢献すると確信しています。

日本財団・常務理事

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